ボルトの原料となるのは金属の棒です。
鉄とその合金・ ステンレスとその合金・ 真鍮 ・ 銅 ・ 燐青銅 ・アルミ ・ チタン と様々な原料から作られるのですが、さらにUボルトなどの用途によって規格が決まっています。
一般構造用圧延鋼材は、SS400、490などと表記され、ごく一般的に使われる素材です。
SCM435は機械構造用合金鋼鋼材で、10.9強力ボルトに使用される強度の最も大きな素材です。
SNCM439は機械構造用合金鋼鋼材で、太径10.9強力ボルトに用いられます。
SUS304はステンレスボルトに使われます。
JIS規格ではないですが、SBR22という高力六角ボルトに用いられる金属もあります。
Uボルトに使うステンレス合金は、マルテンサイト系、フェライト系、オーステナイト系といった種類があります。
マルテンサイトのステンレスは、クロム(Cr)を 12〜18%を含み、焼入れによって硬化させたものです。
この中で、SUS431(C3)はニッケル(Ni)を含有し、高い強度を持っているので、他のグループとは分けて扱うことが一般的です。
この合金の欠点は表面に鉄粉が付着して汚れていれば錆びるので、最終製造過程で不働態化を行うことが必要なことです。
フェライト系の合金は衝撃点の低い点が欠点です。
クロム含有量が15%を越すと急激に衝撃値が低下します。
ただ、フェライト中の炭素及び亜鉛が影響しているので、これらの含有量を減らすことによって改善されることがわかっています。
オーステナイト系は、クロム16〜20%、ニッケル8%以上含み、焼入れによって硬化処理はしないが、加工硬化性が著しく、1000〜1150℃に加熱急冷する溶体化処理により、耐食性、強靱性をもたせたものです。
Uボルトを使う際には、材料の特質を知った上で使う事が望ましいわけです。
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